アドレナリンではなかった? ホルモンの不思議

今回は自律神経に関しての話です

 

ストレスや運動、激しい情動などによって

副腎髄質から「アドレナリン」と「ノルアドレナリン」

というホルモンが分泌されます

これらは通称「ビックリホルモン」と呼ばれ

びっくりするようなことが起きた時に、臓器を守るためのホルモンです

皆さん「アドレナリン」という単語はご存じかと思います

「アドレナリン」というと、通常よく使われる表現として

「アドレナリンがみなぎっている~~~」

みたいな感じで

緊張が高まるような場面で、闘争本能がめらめらと湧き上がってくるような

そんな状態の時に使いますよね

しかし、実はこれが間違いでして

「アドレナリン」はびっくりして腰が抜けるような状態に出るホルモンなのです

なので武者震いしながらも、がんばるぞ~っていう時は

「ノルアドレナリン」が出ている状態なのだそうです

「ノルアドレナリン」はストレスやびっくりした時に

怒ったり、攻撃したりするホルモンです

要するに、おどかされた時に

キャーって縮こまってしゃがんじゃう人はアドレナリン放出タイプ

「何するのよー」って相手をたたく人はノルアドレナリン放出タイプ

と言えるでしょうか(笑)

なのでこれからは、何かギラギラしている時は

「ノルアドレナリンが出まくっている~~」

と言わなくちゃですね(笑)

これらはすべて自律神経の働きによるものなのですが

同じ状況でも、感じ方によって出るホルモンが変わる

本当に人体の不思議ですよね

 

ちなみにこのアドレナリンとノルアドレナリン

アメリカではエピネフリンとノルエピネフリンと表現されていました

これは、アメリカ人と日本人による発見・発表が同時期だったために、

アメリカと日本がどちらも譲らず

最近まではアドレナリン(ネピネフリン)というように表記されていました(アメリカでは逆の表記)

それが2006年に、アドレナリンとノルアドレナリンに統一されたのです

日本人の発見が認められ嬉しいですね

 

また次回は別のホルモンの働きに関して書こうかなと思っています

 

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